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イギリスITVのドラマ、『Endeavour』。 [Roger Allam (TV)]

昨夜WOWOWで『The Thick of It』(『官僚天国 - 今日もツジツマ合わせます』)を見ました。ロジャーさんは、野党議員で影の内閣ピーター・マニオン役を演じていますが、なんとCPでマーティンの兄弟のサイモン役をやっているJustin Edwardsも出演していました!こちらは与党の議員役です。ロジャーとジャスティン、何かと縁があるようですね。いずれ感想は記事にしたいと思います。

ところで本題。もう『Sherlock』ファンの方はご存知かもしれませんが、Series3の1エピソードをColm McCarthyが担当することになったそうです。手がけた作品は、『Spooks/MI5』や『Endeavour』とのこと。ええ、私が前からコメント欄で騒いでいたあの、『Endeavour』の監督さんなのです。という訳で、満を持して、『Endeavour』をご紹介しましょう!

『Endeavour』はイギリスで高い人気を誇る刑事ドラマ、「Inspector Morse(主任警部モース)」のスピンオフ作品。イギリスのTV局ITVが2011年に製作。設定は1960年代、モース警部の若きころを描いています。ストーリーは、オックスフォードで発生した10代の女の子の失踪事件を中心に進んでいきます。地元の警察からの応援要請を受け、大学時代を過ごしたオックスフォードへ向かうモース。事件の捜査を指揮するのは、Detective Inspector Thursday(サーズデイ警部補)。モースは、他の人が気づかなかった出来事を手がかりに、捜査を始めますが…。ではここで、Trailerをごらんください。

Endeavour DVD Trailer


実は私、本家のモース警部は未視聴なのですが、これは完全に単発なので楽しめました。ストーリーも、適度にひねってあってよかったです。瑣末ながら気になるところはありますが、あまり書くとネタバレになってしまうので、この辺で。ご覧いただければわかるように、舞台となるオックスフォードの映像がとても美しく、ため息ものです。そして一見地味なたたずまいですが、こうと思ったら譲らず、周囲から浮いてしまうモースを演ずるのは、ショーン・エヴァンス。とても魅力的です。ハンサムさんだし!

しかし、私的に最高に素敵なのは、ロジャーさんが演じるDetective Inspector Thursday(サーズデイ警部)!"...or Sir."!! ヽ(´▽`)/ とにかく渋くてかっこいいんですよ!!私はこの作品でロジャーさんに惚れたと言っても過言ではありません。帽子にトレンチが似合いすぎる…。ちょっと扱いにくい新米刑事に目をかけ、時には叱咤し、時には激励し。腐敗臭のする警察の中でも正義を曲げない、一本筋の通った男。やーん、かっこいいー♪ロジャーさんが出演したBBC Radio Walesの番組の中で、DJに「夢のような役がきたのでは?」と言わしめた、サーズデイ警部です!バンバン!(←机をたたく音)ぜえはあ。

本国では好評を博し、シリーズ化が決定しています。昨年秋に撮影が始まり、今年新作が放送される予定です。日本では未放映なので、私はAmazon UKでDVDを買いましたが、日本での放送を強く希望!AXNミステリーにはメールで要望だしました。でもUKでDVDになったら、待てずに即買うと思います…英語字幕あれば何とかなる方には、絶対お勧めです。いや、何とかならなくてもお勧めです、ロジャーファンならば!(爆)日本のアマゾンでも買えるので、ロジャーファンの方はぜひ挑戦してみてくださいね。DVDの方式はPALですが、パソコンでDVDが見られれば、視聴可能なはずです。

Endeavour-The Origins of Inspector Morse[PAL-UK][Import]



タグ:Endeavour
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まゆみ

S3では、Paul McGuiganが多忙のため監督をしないというニュースを聞いたので、とても残念に思っていたのですが、(でも、ブライアン・エプスタインの映画、楽しみです!)Colm McCarthyは実績がある監督さんだったのですね。まあ、Maffat & Gatiss のことだから、品質管理はしっかりしていると信じていましたが、riekさんの情報が後ろ盾となって、心安らかにS3を待っていられます。

ところで、主役のショーン・エヴァンズは『Wreckers』でベネディクトの弟役をやった俳優さんですね。あの映画の中では、軍隊帰りの情緒不安定の弟役が見事でした。モース警部の彼は別人のようです。もう一人、『A Scandal in Belgravia』に出てきたカーター警部ことDanny Webbも出ていますね。イギリスのTVや映画は知った顔がちょくちょく出てくるので、Triviaができたりして、それだけでも楽しいです。『Endeavour』、早速見てみます。
by まゆみ (2013-03-11 01:09) 

riek

*まゆみさん

『Endeavour』を見てた時には監督に注意を払っていなかったので、実は今回の情報で「えっ、そうだったんだ!」と知りました(汗)でもこの作品を見る限り、期待していいかなと思います。ご本人もやる気十分のようですし。

『Wreckers』、ショーンが出ているのは知っていたのですが、まだ見ていません。モースとは全然雰囲気が違うのですね。機会があれば見てみたいです。Danny Webb、全然気づきませんでした!さっきベルグレービアを見直して、「あっホントだ!」と確認しました。みなさんよく見ていらっしゃる…

『Endeavour』、見たらぜひ感想をお聞かせくださいね。刑事役のせいか、ロジャーさんの話し方がいつもと少し違うのですよ。ちゃんと役によって話し方を変えてるんだ、すごいなーと感心した次第です。聞き取りにくくなっちゃっていますけど(涙)
by riek (2013-03-11 22:35) 

nyajara

riekさん、みなさん、こんにちは♪
nyajaraです。

riekさんが以前のエントリーでEndeavourについて書いてらした時トレイラーをみて、速攻で落ちました。注文済の配送待ち♡です。
若手の男の子にも好感持てました。
…ロジャーさん、そんな渋い役なんですね!あの美声とコントラストのように、いつもどこか情けない感じが役柄に付けたされてきたので(私がそんな作品しか見てないだけ?)楽しみです。

官僚天国見ました!ロジャーさんファンには嬉しいシーンが多かったですね。どの辺が「影の…」なのかがサッパリ(笑)でしたが、第1シリーズで挫折していた私には、あの名前と役柄紹介のテロップはありがたかったです。…それと英語字幕だけでは分からない箇所が沢山ありそうな内容だったので、日本語字幕で見れてよかったです。

Simonをやってた俳優さんは、ベン役の人ですね?1番かわいそうな役でした。サイモンとえらい違い(笑)
by nyajara (2013-03-12 16:11) 

riek

こんばんは♪そうですか、速攻で落ちましたか、それはそれは…ふふふ…見たらもっと落ちますよ。てぐすね引いて待ってます(爆)そう、ロジャーさんの役って、どちらかというと情けない役や悪役が多いと私も思います。『クイーン』や『Margaret』は比較的いい方かなぁ。なので、今回のサーズデイ警部はうれしいです!出番も多いので、ご期待ください。

『官僚天国』、ロジャーさんファンには本当によかったのですが、テンポが速すぎて日本語字幕つきでも大変でした。政治ネタは嫌いではないのですが、ツボが違うのかな…感想はシリーズ全部見てからにしようと思います。
一つだけウケたのが、ロジャーさんの格好が80年代に活躍した某アーティストにたとえられたこと。聞いた瞬間、ロジャーさんの顔でそのアーティストのシルエットが浮かんでしまったので、爆笑してしまいました。

「影の内閣」はあれですね、英語のShadow Cabinet(野党が党内部で作る模擬内閣)を日本語に直訳しただけなので、そんなに隠された意味はないです。日本の民主党は「影の内閣」を模した「明日の内閣」というのをやっていたような。でも確かに知らないと怪しさ満々に聞こえるかも。

Justinが演じたベンは今回本当に災難でした。せっかく議員なのに…ねぇ。

by riek (2013-03-12 22:15) 

riek

上のコメントで

>民主党は「影の内閣」を模した「明日の内閣」というのをやっていたような
と書きましたが、正しくは「次の内閣」でした。申し訳ありません。

あと、今日影の内閣のことを少し調べたのですが、イギリスでは国費で運営されているそうですね。びっくりしました。さすが2大政党制が根付いている国だと思います。
by riek (2013-03-13 23:42) 

nyajara

riekさん、『影の内閣』について、説明ありがとうございます。納得できました〜 (勝手に影の実力者…と思ってました!)

Endeavour 見ました!よかったです♪ このキャストでもっと見たいです。Oxfordが本当にキレイですね♡
一通り見るにも停止しつつ…だったんですが、それでも あれ?そないに急展開?と思うところがあったので、肝心なセリフが理解できてないのか?もう一度じっくり見てみます。
あの金髪の女性、姉だと思ってたし… きっとつかみ切れてない所が…(汗)
Thursday警部 カッコいい〜(≧∇≦)
できれば本当に殴る所も見たかったです。事件がなくてもあの二人が過ごす休日、だけでも見てみたい(?)

AmazonでEndeavourを購入して以来、Lewis という刑事モノがやたらとオススメされてきます。これもriekさんが書いてらした元のMorseの物語と繋がっているようですね。同じOxfordが舞台だし。第7シリーズぐらいまで行ってるので見始めて抜け出せなくなると困りますよね(笑)
by nyajara (2013-03-14 13:04) 

nyajara

riekさん、再びnyajaraです。

Lewis とInspector Morse ネットにいろいろ出てました。↑の私の寝言のようなコメントはスルーして下さいね(汗)
映像も探してみたら、Inspector Morse の方が好み♡ ちょっと前のドラマながら根強い人気があるみたいですね。
第1話の始めにEndeavourにも登場したリアルト橋みたいな道路の上にアーチ形に作られた渡り廊下?の建物も出てきました。Endeavour から元祖Morseシリーズへのオマージュですね♪
by nyajara (2013-03-14 22:29) 

riek

*nyajaraさん

こんばんは♪『Endeavour』、気に入ってくださってよかったです!そう、全体のクオリティはとても高いのですが、話を膨らませすぎたせいか、後半バタバタっと謎解きが進んであれ?となってしまう部分はありました。金髪の女性が姉でないことは、私は2回目でわかりました(汗)もっとじっくり何度も見たいのですが、ラストが辛いので、そうそう通しでは見られなくて…。でもどの出演者も存在感があるし、良質の本格ミステリーだと思います。

サーズデイ警部かっこいいですよねー(*^^*)もうね、どうしましょう。何でもいいから、お世話させてほしい…(←大バカ)警部がモースを誘って飲みにいくっていうのは今後もありそうです。私の想像ですが、背中がいつも暖かい感じがするので、奥さんと子供が一人くらいいるかな?休日なら、モースを家に招いて、奥さんの手料理を食べさせるとか。はたまた「やもめ暮らしが長くて」といいつつ、ローストビーフを振舞って二人で昼間からビール飲むとか…(あっ、いかん、止まらない)でもモースが人付きあい悪そうなので、そもそも無理かも。。。とりあえず続きを見たいです。

そうそう、『ルイス警部』も『モース警部』のスピンオフなんですよね。でもシリーズが長すぎて今から追いかける気力がないので、もしケーブルTVでやるチャンスがあったら見たいなと思います。『Endeavour』は元々『モース警部』製作25周年記念で作られたドラマのようです。渡り廊下の話、素敵ですね!ありがとうございます。


by riek (2013-03-14 22:59) 

とげねずみ

riekさん、はじめまして。
こちらのサイトの記事をきっかけにCabin Pressureを聴き始めました。
実はモース警部も好きで、DVDが一般的でなかった頃にVHSビデオを買い漁り、DVDが出てからこれも買い、部下のルイスがお気に入りだったので、ルイス警部が始まってからこれも出るたびに買いました。買っただけでまだ最初の方しか見ていないのですが、最近になってケーブルTVのチャンネル銀河で日本語字幕付きで放送していたこと知り、少し日本語付きでも見ました。字幕のありがたみが身にしみました。
そんなこんなでamazonさんからEndeavourおすすめですよ、と勧められ、予告を見たところ、あまりにも時代がかっていて違和感があり、無視していました。それでも気にはなっていたので、最近、評判はどうかと検索したら、この記事に当たりました。今になって改めて見ると、もしやディモック警部、、、この声ってCabin Pressureの、、、と買う気を刺激され、、、ぽちしました。到着を楽しみに待ちます。
ちなみにレストレード警部のルパート・グレーブスさんはモース警部にもルイス警部にもゲストで出ており、私が好きなエピソードのDeceived By Flightではリンリー警部の若い頃のお姿が拝めます。
ロジャー・アラムさんもモース警部の最後の方のエピソードにご出演ですね。時間を作って、最初から見直します。
ということで、長くなりましたが、背中を押してくれる記事を書いて下さったriekさんにお礼のコメントです。ありがとうございました。
by とげねずみ (2013-03-25 01:29) 

とげねずみ

riekさん、連投恐縮です。
先ほどディモック警部と書いてしまいましたが、カーター警部でした。
あわてものなもので。。。
ちなみにルイス警部シリーズは主役が「そろそろ終わりたい」と言っているようなので、第7シリーズで終了になるかも、です。

by とげねずみ (2013-03-25 01:46) 

riek

*とげねずみさん

はじめまして、ようこそいらっしゃいました!記事がきっかけでCPを聞いてくださったり、『Endeavour』をポチってくださったとのこと、うれしいコメントをありがとうございます。VHSの頃からのモース警部のファンとは、筋金入りですね。私もその頃からキャッチアップしたかったです。モース&ルイスを今から見るとなると、いつ見終わるのやら…でもルパートとロジャーさんの出演作はチェックしますね!

私はビートルズでロックを聴くようになったので、60年代の話には一方的な憧れがあります。だから設定にはさほど抵抗がなかったのですが、慣れてないと確かに古臭く感じるかも。映像はきれいですが、画面の色使いは地味ですし。でも同じく60年代を舞台にした『ジョージ・ジェントリー』のシリーズに比べると見やすいと思います。(あちらははどうしてあんなに重いのだろう…)とげねずみさんのおめがねにかなうといいのですが。

先日英文Wikiをチェックしたら、『Endeavour』ページができていたので読んだところ、ドラマの随所に『モース警部』へのオマージュが捧げられているそうです。今日のところはネタバレを控えておきますので、ぜひ細部まで楽しんでください。そうそう、ジョン・ソーの娘さんが出演していることだけ書いておきますね。

カーター警部は『Sherlock』のバスカヴィルに刑事役で出てた方ですよね?CPの声の人ですと、サーズデイ警部です。俳優さんがあちこちでかぶっているので、私もよく勘違いします。イギリスの演劇界って、大きな家族みたいです。

ご覧になったら、ぜひ感想を聞かせてくださいね。近いうちにネタバレOKのエントリーを作る予定ですので、そちらでも結構です。コメント、本当にありがとうございました!
by riek (2013-03-25 22:19) 

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