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5/9. ケンブリッジにて『Dear Lupin』鑑賞。 [Trip to UK 2015]

ツイッターなどではちょこちょこ発信していましたが、5月にローレンス・フォックス追っかけツアー(イギリス・アイルランド)に行ってまいりました。今回はローレンスのライブがメインでしたが、ライブレポについては別ブログをご参照ください。こちらのブログではその他について書いていきます。

さて5月7日にロンドンに到着し、5月8日にアイルランドのリムリックでローレンスのライブを鑑賞。興奮の一夜が明け、早朝シャノン空港からスタンステッド空港に向かいました。この日は元々『Dear Lupin』というお芝居を観る予定で、当初ロンドン市内→ケンブリッジで移動の予定だったのですが、8日にリムリック行を押し込んだ結果、スタンステッドから直接ケンブリッジに向かうことに。電車で30分くらいしてケンブリッジ駅に到着。

実はケンブリッジ、駅からCity Centreまでいけば何とかなると思ってまったく下準備をしなかったのですが、それが間違いの元でした。駅についてバスに乗ったはいいものの行き先が反対で、途中で気づいて下車することに。降りたところでうろうろ歩き回ったけど、結局バスで駅まで戻って正しい行き先のバスに乗り直し...てなわけで結構疲れてしまいました。正しいバスに乗ればなんてことなかったのにね。一日切符を買っておいて本当によかったです。

気を取り直してCity Centre。ケンブリッジはオックスフォードと並んで歴史のある大学の街、というイメージを持っていたのですが、City Centreはかなり近代化?が進んでいる印象を受けました。よく言えば明るくて華やか。ショッピングモールの他、ZARA、H&Mなどの店舗もありました。時々由緒正しそうな古い建物にも出くわしますが、それが郵便局だったりします。肝心の劇場(Cambridge Art Theatre) の場所を確認するためにさらに歩き、青空マーケットの横を通り、無事に劇場を発見。そこから少し歩いてようやくキングスカレッジを拝むことができました。でも中の見学は有料だったため、外から写真だけ。

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開場までは時間があったため、イタリアンのチェーンレストランZizziでランチを。ここのパスタはおいしいです。写真はミントティー。なんと葉っぱが丸ごと入ってます!

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道の途中で芝居のチラシを発見。ただ貼ってあるだけなのに、なんでこんなに絵になるんでしょう。

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写真を見ればわかるとおりこの日は天気が不安定で、一時雨がざーっと降り、気温がかなり低かったです。そのため土産物屋を少しうろうろした後は、劇場向かいのカフェでお茶しました。その後、ようやく開場時間となったので劇場へ。Cambridge Art Theatreはとてもこぢんまりとした劇場で、舞台も幕が真紅というところに古めかしさを感じました。でも舞台と客席が近くてよかったです。

この日鑑賞した『Dear Lupin』は、イギリスでベストセラーになった『Dear Lupin...: Letters to a Wayward Son』を舞台化したものです。日本では今年『定職をもたない息子への手紙』という邦題で翻訳本が発売されました。邦題の通り、定職につかない息子に父親が折々に送った手紙をまとめたもので、息子が手紙のそれぞれに短いコメントを寄せています。父親の周りに登場する人物が多く、私などは途中でこんがらがったりしましたが、父親が競馬記者で新聞でコラムを書いていたということもあり、文章が面白かったです。

定職をもたない息子への手紙 (一般書)


そしてこの芝居を演じたのがジェームズ・フォックスとジャック・フォックス。そう、今回の旅の目的でもあるローレンス・フォックスの父親と弟です。父親と息子の話を実際の親子が演ずるという点にも興味があったのですが、舞台はすごく面白かったです。特にジェームズ・フォックスが上手い。間の取り方が絶妙で、彼がセリフを一言言うと客席がどっと沸く、という感じでした。ジャックもなかなかでした。見かけは兄よりたくましいですかね。かっこよかったです。エルビス・プレスリーの真似が妙に印象に残っています。

ストーリーは、途中までは笑いも多くほのぼのモードだけど、終盤ちょっとしんみりするあたりのバランスがよかったかな。私の理解力が正しければ、脚本の後半はオリジナルだと思うのですが、それが功を奏したように思います。原作ではそこまで面白さを感じなかったので。そうそう、この舞台、ウェストエンドのアポロ・シアターで上演が決まったそうです。おめでとうございます!

終演後に出待ちをしようかと思ったのですが、ロンドン行の電車に間に合わないといけないので、後ろ髪をひかれながら劇場を後にしました。この後は前日に引き続き、再びローレンスを観に行きました(VE 70: A Party to Remember)。これについては稿を改めます。

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