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『Endeavour/新米刑事モース~オックスフォード事件簿~』、プロデューサー・ダン・マカロックの解説。-Girl/毒薬と令嬢- [Roger Allam (TV)]

『主任警部モース』の前日譚『Endeavour/新米刑事モース~オックスフォード事件簿~』、いよいよ明日日本語放送の運びとなりました!いやー長かった…。でもとてもうれしいです。ここで前祝もかねまして、プロデューサーのダン・マカロックがイギリスの雑誌Radio Timesに寄せた解説をご紹介します(オンライン版より抜粋)。この文章はイギリスでのSeries 1放送にあたり、ダン・マカロックが各話について解説したものです(イギリスではパイロット版(=Case01:「華麗なる賭け」)、Series 1 Ep1~Ep4 (Ep1"Girl"=Case02:「毒薬と令嬢」)で放送されています)。ご紹介するのはS1Ep1"Girl"(「毒薬と令嬢」)の解説となります。ソースはこちら: 

Endeavour: exclusive guide to episode one - Girl

日本語は拙訳です。ご指摘ある場合、コメント欄かまたはメールでお知らせください。

※事件解決に直接関わるネタバレはありませんが、予備知識なしでドラマをご覧になりたい方は、スルーをお勧めします。

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第一話'Girl'で、エンデバーはオックスフォード市警察勤務となり、幅の狭い平凡な仕事からは抜け出します。その一方で、モースがそのシステムになじめずにいることもわかります。彼は刑事としてはずば抜けているが、警察官としてはひよっこです。そのため、同僚ともぶつかりあってしまいます。知性という点ではものすごいものを持っているのですが、彼の上司であるブライト警視正や皮肉屋のジェイクス巡査部長を感心させるほどではないようです。

そして今回、ジム・ストレンジ巡査が登場します。モースファンのみなさんがご存じのように、オリジナルのシリーズで[モース警部を演じた]ジョン・ソーの上司となった人物です。初めはモースがストレンジの上司だったのですが、その運命がねじれていく様子を脚本家のラッセル・ルイスが見事に描き出します。地位が上がる時、常に正しい理由があるとは限らない。警察組織の落とし穴に無意識にはまってしまうエンデバー、私たちはそこに面白さを感じるのだと思います[訳者注:この話はS1を通じて描かれるため、「毒薬と令嬢」だけでは完結しない]。

そのような出来事が起こる中、私たちは1965年の生活がどのようなものか実感することができます。夜8時という時間に放送されるにも関わらず、筋書きはひるみません。私たちは、いかにも理想的な法の執行の陰に隠される真実を見逃しません。さらに、私たちは労働者階級の警察官のリアルな生活に目をつむることもしません。皆さんは念入りに作られたキャラクターの考え方、行動、観察力から目を離すことができないでしょう。素晴らしいアントン・レッサーが演じるブライト警視正のような人物を、そうそう作り上げることはできません。

打ちあわせの早い段階で、『Endeavour』は骨太なドラマにしたい、そしてそれぞれのエピソードは異なるテイストにしたいと考えました。結果は最高のものになり、ラッセルは日曜の夜のミステリーに求められる定型を壊してくれました。次週、オックスフォードに未曾有の殺人鬼が登場、暗い、時間との戦いとなるドラマ[訳者注:S1Ep2”Fugue"のこと。日本での放送は未定]をお届けします!1週間後にまたお会いしましょう。
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あああ、わくわくドキドキですねぇ。主役のショーン・エヴァンス、モースファンの方の反応が気になるところです。貫禄たっぷりのサーズデイ警部補を演じるロジャー・アラムにもぜひご注目くださいね。初見の皆さんも、そうでない方も楽しまれることを祈りつつ。

WOWOWプレミア 『新米刑事モース~オックスフォード事件簿~』、放送予定は以下のとおりです。

#1 Case 1 「華麗なる賭け」 放送日:8月31日(土) 放送時間:午後2時~
#2 Case 2 「毒薬と令嬢」  放送日:8月31日(土) 放送時間:午後3時35分~

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