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John Finnemoreのブログ翻訳。-New Castle- [Cabin Pressure (Series3)]

久々にジョン・フィネモアのブログの翻訳です。元記事はこちらになりますS3Ep3の"New Castle"の話です。今回はネタバレがないので、そのまま載せますね。ご指摘、ご意見等はコメント欄までよろしくお願いします。心温まる出演者たちのチームワークにも触れられています。

最新のエピソードNew Castleについてちょっとだけ書くね(ここから聞けるよ)。短くてごめん、でも僕にも生活があるんだよ。

毎シリーズ、2話と半分を組み合わせたようなエピソードよりも大変で、頭をかきむしっちゃうようなエピソードが1つはあるんだよね。シリーズ1で言うとCremona。プロットを28分に収めるのに、四苦八苦したよ。シリーズ2ならKuala Lumber。正直言って、今もきちんと仕上がっているとは思えない。このシリーズだと、New Castle。問題はいつも同じで、プロットが長すぎること。結果として、9,000語の大作を5,600語程度に収めなきゃいけなかった。ことのほかNewcastleはうまくまとめられなくて、今週はカットした部分が部屋の床にいっぱい散らばってたよ。遅まきながら僕は気付いたんだ、何がいらいらするかって、問題は完璧なエピソードが2つ作れる程の素材だったってこと - 1つはハークとリンダが飛行機に乗ること、もう一つはマーティンがエンジニアに嫌われること。それはおいといても、ゲストに余裕を持たせるどころか、3人の素晴らしいゲストを1つのエピソードに詰め込むことになっちゃって、とても残念だったよ。はああ。次から気をつけなくちゃ(無理か。)。ちょっとネガティブに聞こえるかもしれないけど - このエピソードも大好きだよ。

【riekのコメント】えええ、そうするとカットされた残りの3,400語はどこへ…というかどんなネタですか、ジョン…すっごく気になります。私を寝させないつもりですか?(笑)

そして何より、レコーディング当日の朝、ベネディクトのエージェントから電話があって、申し訳ないけどベネディクトの声が全然出ないって言うんだ。(他のエピソードを聞いても、調子悪そうなのがわかるよね)そこで、偉大なトム・グッドマンヒルに喝采を-彼の仕事は素晴らしかったと思うよ、単なるベネディクトのコピーじゃなかったし、それでいて不自然さも感じられない。そしてベネディクト、ロジャー、ステファニーにも喝采を - 3人が次のOttery St.Maryのマーティン出演シーンのレコーディングをやり直すことに快く同意してくれたから、6つのエピソードのうち5つはベン・マーティンになったんだ。みんな最高でしょ?アーサーの言うとおり、他のみんなが最高だ。

【riekのコメント】いい話ですよねぇ…そして本当にみんないい人!Hooray!!

そうそう、アーサーと言えば。モノポリーゲームを少し紹介するね。(注:未発表シーン含む)

CAROLYN: He also once did a deal whereby he gave Martin Mayfair, so long as he was also allowed to give him the Electric Company. 彼は以前、マーティンに電力会社をあげることを認められたら、メイフェアをあげる取引もしたのよ。
ARTHUR: Well, I kept having to times things by four! That’s not fun, that’s maths! Anyway, I’m still playing! だって、ずっと4倍にし続けなくちゃいけないんだよ!そんなのつまんない、算数じゃん!とにかく、ぼくはまだ遊んでるの!
CAROLYN: Of course you are. Indeed it’s your go. そうだったわね。あなたの番よ。
FX: DICE THROWN サイコロが振られる
ARTHUR: Twenty-forth go in jail. Are you sure I can’t just pay fifty pounds to get out, Herc? 24、「刑務所に入れ」。50ポンド払って刑務所からでるっていうのはだめかな、ハーク?
HERC: You wanted to be the little dog. 子犬になりたかったんだろ。
ARTHUR: I’m always the little dog. ぼくはいつも子犬だよ。
HERC: And everyone knows the little dog can’t pay to get out of prison. You just have to wait till you get a Get Out Of Jail Free card. 子犬は金を払って刑務所を出ることはできないんだ。「釈放」カードを手に入れるまで待たなきゃ。
ARTHUR: But how can I get one when I’m in jail? でも、刑務所にいるのに、どうやったらそのカードを手に入れられる?
HERC: Well, that’s exactly why you should never be the little dog. そこが君が子犬じゃないところだ。

【riekのコメント】この"You wanted to be the little dog" "I’m always the little dog."がどうしてもよくわからないので、そのまま訳してみましたが。モノポリーの駒のことを言ってるんでしょうか?それとも、どっさりカットされてしまったネタの中に、これに通じる会話があったのかしら…。もし何かご存知の方がいたら、ぜひご教授いただきたく。それから、記事の一番最後に画像が載っているのですが、よーく見たらプロットメモでした。今の今まで見落としてましたよ…これがジョンのパソコンメモなんですね♪
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まゆみ

このエピソードでのTom Goodman-Hillは、名演だったと思います。ジョンも書いている通り、マーティンのキャラクターを正確に捉えて、彼自身が作り上げたマーティンをとても上手く演じていました。
マーティンとリンダのやり取りは本当に可笑しくて、聞くたびに吹き出してしまいます。ジョンは書きながら笑い転げていたのではないかしら。このエピソード中の、ダックスフォード航空博物館が後のVaduzでも登場しますが、マーティンのオタクぶりが上手く出ていていますよね。ハークとアーサーのオチも最高でした。

欲を言えば、ベネディクトのマーティンも聞きたかったのですが、スケジュールを組み直してまで再録音してくれた名作、Ottery St. Maryがあるのでよしとしましょう。

最後の画像で、ジョンはScrivenerというソフトを使って脚本を書いているということに興味を引かれ、調べてみました。いろいろなアイディアを、組み合せたり組み替えたりして書き上げる、おもしろそうな脚本ソフトです。今でも使っているのでしょうか。最近のアイディア地図は、手書きのノートでしたよね。でも、彼もMacを使っているということがわかり、たちまち同志気分になって喜んでいる私でした。
by まゆみ (2013-06-14 12:42) 

riek

*まゆみさん

最初聴いた時は、やはり声が慣れなくて少し辛かったんですけど、何度か聴くうちにこれはこれでいいなぁと思えるようになりました。マーティンとリンダのやりとり、もう少し聴きたかったですね。私が好きなシーンは、冒頭部屋に入ってきたマーティンについて、ダグラスが「いつもとまったく変わらないと思う」と言うところです。今回のジョンの発言から考えると、このあたりのセリフは急遽差し替えたのか、アドリブだったのか。元からこうだったとは考えににくいですが、考えすぎかなぁ。

あ、あれは脚本ソフトなんですね。そんなソフトがあるなんて知らなかった…。ジョンが以前ネタをボイスメモに吹き込むという話をしていましたが、恐らく携帯も手書きメモも駆使しているのでないかと想像します。今でも絵のスケッチを描く人だから、手を動かすのは苦ではないと思うので。で、数がまとまったところでPCに放り込むと。どうでしょう。どうでしょう、ジョン?(笑)彼がMac使いなのはわかる気がします。クリエーターには絶大な人気を誇っていますものね。
by riek (2013-06-15 21:38) 

まゆみ

riekさん

ダグラスのセリフは、ジョンが急遽挿入したんだと思います、絶対!
それから、私はモノポリーに全く疎いので、その場面の可笑しさがあまりわからず、残念でした。でも、マーティンとリンダの掛け合いが、それを補う爆笑モノなので、それを聞きたいがために先日聞き直したばかりです。キャロリンとハークの、奇妙ななれそめエピソードでもありますしね。
by まゆみ (2013-06-15 23:25) 

riek

*まゆみさん

やはりそうでしょうかね。代役話までネタにするなんて、さすがプロ!私もモノポリーはさっぱりわからないので、今回Wikiで調べたりしましたが、これが英語で話されるとさっぱりです。ジョンはそれぞれで1本作れるエピソードを2つも入れてしまったと書いてありますが、キャロリンとハークの出会いも入れると3つとも言えますね。本当にあの出会いで結婚話まで出るようになるとは、相性とはわからないものです(笑)
by riek (2013-06-17 08:17) 

しましま

こんばんは。
モノポリー、うちにあるのはPlaying Tokensというコマがいくつか紛失して犬が見つからなかったのですけど、伝統的に犬がありますよ!
http://www.hasbro.com/monopoly/en_GB/
このページの真ん中へんにあるバナーの左に写真が。

New Castleの冒頭は、私も絶対に書き直してると思います。
マーティンが来る前にアーサーが、
「うちのパイロットがもし病気になったらどうするの?」
なんて台詞も入ってます〜〜!
キャロリンの答が「なりません!」
ア「でももしなったら?」
キャ「その時はどうにかしないと」なんて会話の直後に
マーティンが来て、ダグラスが「いつもと同じ」なんて!
うまいですね♡
by しましま (2013-06-22 00:09) 

riek

*しましまさん

リンクありがとうございます。あ、犬ありますね~!かわいい。だとすると、駒の話の可能性もありますね。アーサーは犬を取りたかったのに、誰かが取っちゃって、それを受けての会話だったのでしょうか?ああ、気になる…

冒頭、やはりそう思われますか。最初聴いたときは全然そこまで想像しなかったんですけど、事情がわかってから聴くと笑っていいものやら…(あっ、「これがシットコムだから!」という天の声が聞こえる(爆))短時間であの部分だけを書き直したなら本当に大したものだし、人の体調まで上手にネタにしてしまうところにタダでは転ばないプロ根性を感じます。

by riek (2013-06-23 11:57) 

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