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Surprising rice. -S1E1 Abu Dahbi- [Cabin Pressure (Series1)]

やっとAbu Dahbiの和訳に戻ってきました!長かった…前回書いたパートより少し後の部分になってしまいますが、飛ばした部分は簡単にあらすじをつけました。今回は機内食の部分です。以下ネタバレですので、ご注意ください。ご意見、ご感想、ご指摘などはコメント欄までよろしくお願いします。
フィトン空港の管制官カールに着陸予定時刻が20分遅れると言われたマーティンは、ダグラスとアーサーの反対を押し切り、ブリストルの空港へダイバート(注:目的地を変更して着陸すること)。それを知ったキャロリンは、燃料代が余分にかかったとカンカン。次回のアブダビへのフライトでは、ダイバートしないよう言い渡します。マーティンが貨物室のヒーターをつけっぱなしにすることも取り上げ、温度管理には十分注意するよう指示します。

アブダビへ出発する日、一行はキャロリンの家に集まり、キャロリンの車でフィトン空港へ向かいます。(タクシー代節約のため)。離陸後、クルーはお昼の時間を迎えます…
(M=マーティン、D=ダグラス、A=アーサー)

A: Lunch is served, gents. ランチ、お待たせ。
D: Ah, excellent. What have we today? ああ、うれしいね。今日は何かな?
A: Oh, heaps of deliciousness. I spent hours on it. おいしいものいっぱいだよ。時間かけたんだ。
M: Arther, I very hope you mean that you spent hours removing the lids from
our delicious catered food. アーサー、まさかおいしいものいっぱいの機内食のふたをとるのに、時間がかかったわけじゃないよね。
D: Which is to be fair, we perectly prepared to imagine of you. 正直に言うと、容易に想像がつくなあ。
A: Ok. Uh, you see, the caterers were one of the things mom thought we could tight our belt around. She thought that with me not having terribly much to do on cargo flights,I could try hand in to do the meals. ええと、ママは、機内食はお金を節約できる手段の一つで、ぼくは貨物便の時は暇だから、ぼくが食事を手作りしたらどうかって思ったんだ。
M: Did she? Did she really? What have you prepared? 彼女が?本当に?で、何を作ったの?
A: Well, two separate meals, as per someone. This! ええと、2種類作ったよ。1つはこれ!
M: My god. えっ。
A: I call it my orange platter. オレンジご膳だよ。
D: Really. I wonder why. あ、そう。なぜだろうね。
A: Oh, because everything is- あ、それはね、全部-。
D: Yes, Arthur. I can see why. いや、アーサー。見ればわかるけど。
M: What make the mush potato orange? どうやったらマッシュポテトがオレンジ色になるんだ?
A: Cooking in same sauce pan I used to curry the baked beans. ベークドビーンズのカレーを作ったフライパンを使ったんだ。
M: And...the other option? で…もう一つは?
A: Aha. My signature dish. Behold!(takes off the lids) Surprising rice! へへ~、ぼくの自信作だよ。ごらんあれ!(ふたを開ける)びっくりご飯!
D: Good lord! おいおい!
M: What's the...those bits? この小さい切れ端は…一体何?
A: Ah, you see skipper, if you don't mind me saying so, that question is entirely against the spirits of surprising rice. あー機長、言っちゃなんだけど、その質問はびっくりご飯の精神に反するよ。
D: Arthur, you are aware the point giving us seperate meals is so that we can't both get food poisning. There's really not much point if you're just going to poison us in two different way.  アーサー、我々が違う種類の食事を取るのは、二人とも食中毒になるのを避けるためだっていうのはわかっているよな。これじゃ、我々二人が別々の方法で食中毒になってしまうよ。
A: Oh, come on, chaps. I tried my hardest, you know. えー、そんなこと言わないでよ。ぼく、ほんとにがんばったんだよ。
M: That's we're afraid of. Arther, sorry but please take these away humanely destroy them, and see if there is anything edible on the plane. だから心配なんだ。アーサー、悪いけどこれはそっと処分して、他に食べられるものがあるかどうか探してくれないか。

さて、出ました、機内食ネタです。これ、実物で見たいですねー。いつか実写で見られないかしら。。。オレンジご膳はともかく、びっくりご飯が気になります。S1のCDのスリーブに載っているアーサーのメモ帳によると、機内食の材料はBeans, Potatoes, Curry Powder, Fish Fingers, Chicken Wuggers(?), Tinned Peaches(!), Rice, Surprises(!!)となっています。(ええと、BeansからRiceまでがオレンジご膳で、Surprisesがびっくりご飯なのかな?)カレー粉と桃缶…あまり想像したくない味かも。

ところで機内食ですが、パイロットや客室乗務員用のものは英語ではcrew meal(クルー・ミール)と言います。食中毒の危険性を考えて、機長と副操縦士が別々の食事をとるという話は本当のようです。でもCPのように、別々に作ってもどっちも食中毒になるかも…?では困りますよね(笑)

さて、関係者以外はめったにクルー・ミールを見る機会はないと思いますが、なんとインターネットで一部見ることができるのでご紹介します。まずはこちら↓
機内食・ドットコム~機上の晩餐内 JAL(日本航空)クルー・ミール(乗務員用機内食)
http://www.kinaishoku.com/archives/cat_crew_meals.html
豪勢じゃありませんか~!とってもおいしそうです。こちらのサイトは、読者から投稿された機内食の写真を紹介している素晴らしいサイトです。写真の量は膨大で、昨年本も出版されました。エコノミー~ファーストクラス、特別食(ベジタリアン食・糖尿病対応食等)まで網羅されています。一生乗らないであろう航空会社の機内食も見ることができますよ。(私も数枚ヴァージン・アトランティック航空の機内食を投稿しています)

さてもう一つはこちら。airlinemeals.net(英語) Crew meals pictures http://www.airlinemeals.net/browsemeals.php?type=crew
英語ですが、航空会社の名前をクリックすると写真がでてきます。このBA(British Airways)の写真は、機長さんが撮っているんですね。がっつりしてて重そうです…一番下のがなんとなくオレンジ御膳っぽい!Air Berlinは雰囲気がかわいいですね。ああ、これを見たら早く飛行機に乗りたくなってきました!

そして、機内食が散々だったため、キャロリンに文句を言おうとするマーティン。以下その会話です。(M=マーティン、D=ダグラス、C=キャロリン)

M: Dougras, sat com please. ダグラス、サットコム(=衛星通信)オンにして。
[Sat com on][サットコムがオンになる]
M: Carolyn, what the hell are you trying to do? キャロリン、これは一体どういうことですか?
C: What's the matter? Has Arther told about the accomodation already? I told him to wait till it landed.何のこと?アーサーったらもうホテルのこと話したの?着陸するまで待つように言ったのに。
M: What, no! What about the accomodation!? えっ、違いますよ!ホテルのことってなんですか!?
C: Oh, nothing, nothing, you'll love it. It has old world...bedwin charm. What did you want then? あら~、何でもないのよ、気にしないで。きっと気に入ると思うわ。古きよき…ベドウィンの住まいだから。で、何の話?
M: The food, Carolyn. we skilled proffesionals are doing difficult and dangerous job. We need proper catering. 食事ですよ、キャロリン。僕たちプロは、困難で危険な仕事をしているんですよ。きちんとした食事が必要なんです。
C: Skilled professionals don't go to Bristle. Ask anyone. Skilled professionals don't forget to check the cargo hold heating. Speaking of which, did you check it? プロはブリストルに行きません。他の人に頼みなさい。プロは貨物室の温度チェックを忘れませんよ。そういえば、温度チェックしたでしょうね?
M: Yes, yes of course, I did. How can I forget with everyone reminding me twice in a minute. I checked it before the walk around, and I checked it after the walk around, and it was definetly definetly off! ええ、もちろんしましたよ。みんなに何度も言われたんですから、忘れるわけがありません。安全確認の前にもチェックしたし、安全確認の後にもチェックしました。間違いなく、間違いなく、電源はオフです!
D: On. オンです。
M: What? えっ?
D: Sir means on, naturally. It was on. Oops, must go now carolyn here comes the moutain.Cherios. Sirはオンと言ったつもりなんです。おおっと、山に接近中なので、いったん失礼しますね~。
[Sat com off][サットコムがオフになる]
M: Dougras, is this some half take of revenge attempt, because if so, it is really pointless. Why would she believe I deliberately turned it on? ダグラス、これは何かの仕返しなのか?そうだとしたら、的外れだよ。何で僕が電源をオンにするって彼女が思うんだ?
D: Why indeed, but I had this thought of feeling you might hope she did what with the cat in the hold
and all. それは…キャロリンがそう信じるほうが、君にとって都合がいいと思ったからだよ。貨物室には猫とか乗せているんだし。
M: Oh, god.  ああっ。
G: Precisely, I did tried to remind you. さっき言おうと思ったんだけどね。
M: Oh, god! しまった!
G: Yes. だろう?
M: Do you think it's dead...? 猫、死んでるかな…?
G: No. Definately not... Not yet. いやいや。死んでない。…まだ死んでないよ。
M: Oh, god! どうしよう!
G: Probably feeling the chill though. 震えてるかもな。

貨物室の温度管理のことを聞かれ、会話をしているうちに、猫を乗せているのに貨物室のヒーターをオフにしてしまったことに気づいたマーティン。やっちゃいました。私、この中の

I checked it before the walk around, and I checked it after the walk around, and it was definitely definitely off!

というセリフが好きです。セリフがというか、ベネディクトの言い方が好きなんですね。特に"definitely, definitely, off!"のところ。で、その後のダグラスの"On."も絶妙なタイミング。何度聞いても楽しいです。さあそして、猫の運命やいかに!?
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まゆみ

機内食のサイト、おもしろかったです。
うちの会社のもありましたが、米系はどうがんばっても日系や仏系の機内食には勝てません。高度3万フィートの上空では、人間の味蕾が鈍くなるというのは御存知でしたか?ですから、機内食の味付けは通常よりも濃くしてあり、ワインも個性の強いものが出されます。機内食を地上で食べると、全然味が違いますよ。

CPにはよくCheese Plateが出てきますが、どんな風に並べてあるんだろうと想像するのは楽しいです。一度はダグラスが料理した鯉も出てきましたよね。CPに出てきた食べ物の場面だけ拾い集めても、かなりおもしろいものができそうですね。
by まゆみ (2013-03-24 08:23) 

riek

機内食のサイト、特に日本語の方は、CPを知る前から結構お気に入りのサイトでした。みなさん、撮影の仕方がとても上手なんですよね。見ているだけでも楽しいです。「高度3万フィートの上空では、人間の味蕾が鈍くなる」、それは知りませんでした。以前発言小町か何かで「機内食は口に合わないから、自分で買って持ち込む」という投稿を読んだことがありますが、普通のものを上空で食べると、かなり味けないものになるんでしょうね。

あー、食べ物特集いいですね。そういうことを言われると、やってみたくなってしまいます。確かチーズは種類にも言及してましたよね。オレンジご膳は、材料がわかったので一度チャレンジしてみようと思ってます。材料は無駄にしたくないので、何とかedibleなものにしたいですが(笑)
by riek (2013-03-24 23:26) 

hedgehog

「高度3万フィートの上空では、人間の味蕾が鈍くなる」って、初めて知りました! でも、どんなに味蕾が鈍くなったとしても、アーサーの作るオレンジご膳とびっくりご飯は怖すぎてイヤ〜〜〜(涙)。あ、ダグラスが料理した錦鯉なら、私は喜んでトライしますけどw
by hedgehog (2013-03-25 21:06) 

riek

私もオレンジご膳とびっくりご飯はイヤです…チーズトレイをぶんどってしまうかも(笑)あ、ダグラスのなら、私ももちろんトライです。マーティンが絶賛しながらパクパク食べてましたよね。よく考えると、鯉をさばけるんだから、ダグラスの腕って相当なものなんだなぁ。
by riek (2013-03-25 22:27) 

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