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Golf Tango India. -S1E1 Abu Dahbiより- [Cabin Pressure (Series1)]

引き続きAbu Dahbiから。マーティンとダグラスがBrian of Britainで遊んでいるところに、管制官のKarl(カール)から無線が入ります。以下カールとマーティンのやりとりです。(K=カール、M=マーティン)
[無線開始]
K: Golf Tango India, expect 20 min. delay due runway inspection. Enter the hold at Aden, maintain 7000 feet. ゴルフ・タンゴ・インディアへ、滑走路点検のため、[着陸許可を出すのが]20分ほど遅れます。アーデン上空で待機、高度7000フィートを維持してください。
M: Golf Tango India, roger, hold at Aden, maintain 7000 feet. Can you confirm the delay only 20 minutes? こちらゴルフ・タンゴ・インディア、了解。アーデン上空で待機、高度7000フィートを維持します。20分遅れるってことで間違いないかな?
K: (exhaled deeply) Probably. All depends really. (深く息を吐いて)ふぅ~、恐らくねぇ。その時にならないとわかんないな。
M: Thank you Tower, hugely informative as ever. Out. いつもながらためになる情報をありがとう、タワー。交信終了。
[無線終了]

さて、CPでは管制官とパイロットのやりとりが頻繁にでてきます。特に"Golf Tango India"とか、"Golf Echo Romeo Tango India"は頻出なので、今回はこれを取り上げます。これは何を意味しているかというと、マーティンたちが乗っている飛行機、GERTIのことを表しています。頭文字をつなげると、前者は"GTI"、後者は"GERTI"になりますね。これは、通信しているときに聞き間違いのないように、決まった単語を使ってアルファベットを表現するという無線通信の決まりによるものだそうです。(詳しくはこちらのサイトへ。参考になります)

私が昔商社に勤めていたころ、電話でアルファベットを確認する時は、国名を使ってアルファベットを表現していました。例えば、「ABCと申します。スペルはAmericaのA、BritainのB、Canadaの Cです」、という具合に。それと似ていますが、無線の方は単語の種類に一貫性がないですね。RはRomeo、JはJulietはなのに、PはPapaだけどMはMikeだったりして。興味深いです。こうして、日常生活にはあまり役にたたない知識が少しづつ増えていく…

さて、ここで初登場の管制官カールですが、いいですねぇ。特に、まったくやる気のなさそうな?"Probably."の言い方がたまらないです。Probablyって、「多分」とか「恐らく」という意味する単語の中でも、可能性が高い時に使うと思うのですが、彼の言い方だと"Maybe."って言ってるように聞こえます(笑)そして、あまり有益とは思えないカールの発言に、「ためになる情報をありがとう」というマーティン。皮肉にも聞こえますね。
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