『Endeavour/新米刑事モース~オックスフォード事件簿~』、「Case 9 腐った林檎」感想。-中編- [Roger Allam (TV)]
『Endeavour/新米刑事モース~オックスフォード事件簿~』、「Case 9 腐った林檎」感想の中編です。完全にネタバレしてますので、OKの方のみ(続きを読む)からどうぞ。例によって君もしくは君のメンバーが...じゃなくて、時々シーンを飛ばしています。ご了承ください。みなさまの感想もお待ちしております。
--------------------------
・バブでビールを飲むモースとサーズデイ。サーズデイから希望退職を考えていることを聞かされ、モースは驚く。いや私も驚きましたよ。まさかのサーズデイ退場フラグ...?そういえばのっけから健康診断受けているシーンでしたしね。サーズデイ、面倒見てくれる奴を探すからと言いますが、モースは誰かがいないとやっていけないと思ってるんですね。やさしいと言うかなんと言うか。ちょっと心配しすぎじゃない?と言えないのが辛いところです(笑)。それに対してそれならオックスフォードを出て行く、とモースはきっぱりと言い放ちます。えっ!モース、本当にサーズデイがいるから刑事やってるんだ...とかなりびっくりです。
・朝仕事に出かけるモースとモニカ。昨夜ぼんやりしていたモースを心配するモニカに、モースは退職を考えていると伝える。やめた後は教師か、はたまた海外に一緒に行く?といきなりの発言。な、なんかモース、どうしちゃったんだろう。モニカが戸惑っているのが見て取れます。
・ランデスマン、ウィンターグリーン、スタンリッシュ警察本部長、チャード警部補がゴルフをしているところに事情を聞きに来るモース。立ち去るモースを見送る3人の顔が悪人づらですねー。
・ウィンターグリーンに事情を聞きに来るサーズデイ。ランデスマンがブレナム・ベイルの工事を請け負えるよう便宜をはかったのではないか、それをパターソンがそれを調べていたのではと問い詰めるが、ウィンターグリーンは知らぬ存ぜぬを通す。この室内のシーン、少し照明が暗めなせいもあって、サーズデイがものすごーーーくかっこよく映っていますね(^^)クライマックスの対決シーンかと思ってしまいます(でもまだ40分過ぎたところ...)。
・ウィンターグリーンが殺される。腹部をナイフで刺されていた。
・ディア警察次長に州警察にもテムズバレー警察にも腐敗が広がっているので、それを暴くために力を貸して欲しいと頼まれるモースとサーズデイ。自分は正義の味方のように言っていますが、うさんくさいところもあり、いまひとつ信用できない感じです。ところでディア、演じているのはジェームス・ウィルビーですね。この作品だけでなく、他の刑事ドラマでもよく顔を出しています(刑事役以外で)。
・ブレナム・ベイルで手に入れた懲罰記録をチェックするモース。中に6人の子供が放火に加わったという記録を見つける。6人のうち、一人はベニー・トップリングという男で、今は腹話術師になっていた。アルドリッジの房の壁に彼の公演の切抜きがかかっていたのをモースは覚えていた。
・トップリングに事情を聞きに行くモースとサーズデイ。しかしトップリングはかたくなに何も語ろうとしない。時に腹話術の人形に「言えやしない」「本気でブレナム・ベイルのことを知りたいならドクター・フェアブリッジに聞け」と言わせる。あの人形がすごい精巧なつくりで驚きました(精巧すぎてちょっと怖いけど)。
・フェアブリッジの家を訪ねるモースとサーズデイ。出てきたのはウィンターグリーンの秘書を努めていたアンジェラ・マクギャラットだった。フェアブリッジの娘だと言う。 ドクターはアルドリッジのことは何も覚えていないといったが、アンジェラはいろいろ覚えているようで、写真があったら知らせてくれるという。
・出かける支度をしているモースとモニカ。先日の話(モースが教師になるとか、二人で海外に行くとか)は本気なのかと問うモニカに、モースはすっかり決まったことのように答える。あら。ちょっと二人の間に温度差がみえますね。教師はともかく、仕事やめたら二人で海外へ...とはかなり唐突ですよね。モニカの戸惑いにまったく気づいてないモース、これはやばいのではないでしょうか。
・ミス・イングランドのポスターの上に、他のポスターが貼られる。Case 6で登場したこのポスター、時の移り変わりを見事に映していました。
後編に続きます。
WOWOW 『新米刑事モース~オックスフォード事件簿~』
--------------------------
・バブでビールを飲むモースとサーズデイ。サーズデイから希望退職を考えていることを聞かされ、モースは驚く。いや私も驚きましたよ。まさかのサーズデイ退場フラグ...?そういえばのっけから健康診断受けているシーンでしたしね。サーズデイ、面倒見てくれる奴を探すからと言いますが、モースは誰かがいないとやっていけないと思ってるんですね。やさしいと言うかなんと言うか。ちょっと心配しすぎじゃない?と言えないのが辛いところです(笑)。それに対してそれならオックスフォードを出て行く、とモースはきっぱりと言い放ちます。えっ!モース、本当にサーズデイがいるから刑事やってるんだ...とかなりびっくりです。
・朝仕事に出かけるモースとモニカ。昨夜ぼんやりしていたモースを心配するモニカに、モースは退職を考えていると伝える。やめた後は教師か、はたまた海外に一緒に行く?といきなりの発言。な、なんかモース、どうしちゃったんだろう。モニカが戸惑っているのが見て取れます。
・ランデスマン、ウィンターグリーン、スタンリッシュ警察本部長、チャード警部補がゴルフをしているところに事情を聞きに来るモース。立ち去るモースを見送る3人の顔が悪人づらですねー。
・ウィンターグリーンに事情を聞きに来るサーズデイ。ランデスマンがブレナム・ベイルの工事を請け負えるよう便宜をはかったのではないか、それをパターソンがそれを調べていたのではと問い詰めるが、ウィンターグリーンは知らぬ存ぜぬを通す。この室内のシーン、少し照明が暗めなせいもあって、サーズデイがものすごーーーくかっこよく映っていますね(^^)クライマックスの対決シーンかと思ってしまいます(でもまだ40分過ぎたところ...)。
・ウィンターグリーンが殺される。腹部をナイフで刺されていた。
・ディア警察次長に州警察にもテムズバレー警察にも腐敗が広がっているので、それを暴くために力を貸して欲しいと頼まれるモースとサーズデイ。自分は正義の味方のように言っていますが、うさんくさいところもあり、いまひとつ信用できない感じです。ところでディア、演じているのはジェームス・ウィルビーですね。この作品だけでなく、他の刑事ドラマでもよく顔を出しています(刑事役以外で)。
・ブレナム・ベイルで手に入れた懲罰記録をチェックするモース。中に6人の子供が放火に加わったという記録を見つける。6人のうち、一人はベニー・トップリングという男で、今は腹話術師になっていた。アルドリッジの房の壁に彼の公演の切抜きがかかっていたのをモースは覚えていた。
・トップリングに事情を聞きに行くモースとサーズデイ。しかしトップリングはかたくなに何も語ろうとしない。時に腹話術の人形に「言えやしない」「本気でブレナム・ベイルのことを知りたいならドクター・フェアブリッジに聞け」と言わせる。あの人形がすごい精巧なつくりで驚きました(精巧すぎてちょっと怖いけど)。
・フェアブリッジの家を訪ねるモースとサーズデイ。出てきたのはウィンターグリーンの秘書を努めていたアンジェラ・マクギャラットだった。フェアブリッジの娘だと言う。 ドクターはアルドリッジのことは何も覚えていないといったが、アンジェラはいろいろ覚えているようで、写真があったら知らせてくれるという。
・出かける支度をしているモースとモニカ。先日の話(モースが教師になるとか、二人で海外に行くとか)は本気なのかと問うモニカに、モースはすっかり決まったことのように答える。あら。ちょっと二人の間に温度差がみえますね。教師はともかく、仕事やめたら二人で海外へ...とはかなり唐突ですよね。モニカの戸惑いにまったく気づいてないモース、これはやばいのではないでしょうか。
・ミス・イングランドのポスターの上に、他のポスターが貼られる。Case 6で登場したこのポスター、時の移り変わりを見事に映していました。
後編に続きます。
WOWOW 『新米刑事モース~オックスフォード事件簿~』
2015-04-02 23:19
nice!(1)
コメント(2)
トラックバック(0)
riekさん
>それならオックスフォードを出て行く
サーズデイびいきの私でさえ、モースのこの台詞には驚かされました。サーズデイのフォローがあって初めて警察組織で仕事ができるんだという自覚があるなら、日頃から感謝の気持ちをもっと表に出せよ、モース!
>ディア、演じているのはジェームス・ウィルビーですね。
ってことは、映画「モーリス」のモーリス役だった俳優さんか! うわーー、全然気付かなかった。
>あの人形がすごい精巧なつくりで驚きました(精巧すぎてちょっと怖いけど)。
最初のうちは腹話術でふざけてお茶を濁そうとしているだけなのかと思ったけど、だんだんトップリングって本当に人形を介さなければ人と話せないんだということが分かってきて、そういう意味でも怖かったです。
にしても、やはりこの回は「かわいいサーズデイ」「かっこいいサーズデイ」「かわいくてかっこいいサーズデイ」要素が少なめですね。それとも、第2シリーズの第1〜3話までが多すぎたのか……。
by hedgehog (2015-04-04 20:28)
*hedgehogさん
一応自覚はあるんですよね。あと、パイロット版では辞めるつもりでいたのにサーズデイに見込まれ、そのことが警察にとどまっている一番の理由だったんだなとも思いました。感謝の表現ができないのは、恐らくそういうのが苦手なんでしょうねぇ。
ジェームス・ウィルビー、私も最初気づかなくて、確かクレジット観て(それか誰かの文章か何かで)えっ?!と思った次第です。すっかり悪役が板についてしまってますね(^^;
>だんだんトップリングって本当に人形を介さなければ人と話せないんだということが分かってきて
おお、それはなんと鋭い考察!腹話術は、彼にとってコミュニケーションツールだったわけですね。そう考えると、過去の傷が見えるようで痛々しいで
す。
「かわいかっこいいサーズデイ」が少ないのは、やっぱりエンディングのせいではないでしょうか。そういう場面がいっぱいあって、最後にあれではさらにショックが大きくて立ち直れませんことよ(涙)。
by riek (2015-04-05 23:00)