『パレーズ・エンド』字幕版、WOWOWプレミアにて放送。

ベネディクト・カンバーバッチ主演の恋愛ドラマ、『パレーズ・エンド』がWOWOWにて再放送されます。前回は吹替えだったのですが、今回は日本語字幕です！うれしいですね。ベネディクトは2人の女性の間で揺れるクリストファー・テージェンスを演じます。また、ロジャー・アラムがカンピオン将軍役で出演しています。ラジオドラマ『Cabin Pressure』の迷コンビが同じ画面に映るシーンもあり、CPファンには別の意味でおいしい作品となっています。放送予定は以下のとおりです。

#1 出会い 9/23（月・祝）午前10:30
#2 約束 9/23（月・祝）午後0:05
#3 再会 9/23（月・祝）午後1:40

あらすじ等は以下でどうぞ。

WOWOW公式サイト
http://www.wowow.co.jp/
ベネディクト・カンバーバッチ主演「パレーズ・エンド」
http://www.wowow.co.jp/pg_info/detail/102363/

個人的には冒頭からクリストファーの言行不一致ぶり（要するにキャラクターに一貫性がない）に感情移入できなかったのと、あまりに予定調和がすぎて物語に乗り切れなかったこともあり、ハンサムなベネディクトと軍服姿のロジャーさんを愛でるだけとなっておりますが…（あっ、でも俳優陣の演技は素晴らしいです。特にレベッカ・ホールが演じたシルヴィアはよかった。いい意味で期待を裏切ってくれたのは彼女だけかも）。しかしながら折々に映しだされるイギリスの風景が大変美しく、それだけでも一見の価値はあるかと思います。

以下余談になりますが、この作品は1964年にBBCのミニ・シリーズとして製作されており、今回製作されたのはいわばリメイクになるんですね。1964年の版はかのジュディ・デンチがヴァレンタインを演じていますが、DVDのパッケージを見る限りどう見ても彼女が主役に見えます。かわいいけど、なんとも意志が強そうなヴァレンタイン…。

Parade's End

http://www.barnesandnoble.com/w/dvd-parades-end-judi-dench/25719557?ean=883929329359

コメント 2

riekさん

『パレーズ・エンド』、私は大好きでハマるだけハマった……というより、『Sherlock』では「ふううん、人気が出るのも頷けるよな」程度にしか思ってなかったB・カンバーバッチという俳優のことが大好きになったドラマでもありました。感想って、人それぞれですね。

でも、『Cabin Pressure』ファンにとって美味しいシーンがあるってことには激しく同意！　脚本家のT・ストッパードは、ロジャー・アラムをカンピオン将軍役に起用することについて最初はあんまり乗り気じゃなかったそうですが、反対した本当の理由は「つい『Cabin Pressure』を連想するから」だったのかしら？（←多分違う）
by hedgehog (2013-09-22 15:13) 

*hedgehogさん

『パレーズ・エンド』、以前記事にしたときにも絶賛のコメントが多かったので、実は正直な感想を書くことに気後れを感じていました（私の感想なんて3行で終わってるし…）。でも敬愛する柴門ふみ先生が「百人読者がいたとして、百人すべてにウケる作品はありえない」というようなことを言っていたのを思い出したんです。いろんな意味で水準が高い作品だとは思うのですが、これが相性と言うものなんでしょう。

＞脚本家のT・ストッパードは、ロジャー・アラムをカンピオン将軍役に起用することについて最初はあんまり乗り気じゃなかったそうですが

そうなんですか？誰か念頭においていた人がいたけど、そちらがダメになってしまったんでしょうか。それともhedgehogさんの推理のとおり…？それならわかります（笑）

by riek (2013-09-22 22:42)