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Simon says. -S1E2 Boston- [Cabin Pressure (Series1)]

現在BBC Radio 4 ExtraでCabin Pressure S1Ep2:Bostonをリピート放送しています。そこで、話の中に出てくるゲームについて紹介することにしました。聞き取りの参考になれば幸いです。以下その部分(機内アナウンスの後)の英文スクリプトと和訳となります。ネタバレですので、ご注意ください。ご指摘、ご意見、ご感想等はコメント欄までよろしくお願いします。(M=マーティン、D=ダグラス、C=カール(管制官))
【8/29訳文修正】フライト6往復→6フライトに修正しました。すみません。M: Fitton approach, this is Golf Echo Romio Tango India, climbing to 6,000 feet, left turn direct Ruton. フィトンアプローチ、こちらゴルフ・エコー・ロミオ・タンゴ・インディア(GERTI)、6,000フィートまで上昇、これより左旋回してルートンへ向かいます。
C: Oki-doki. Have fun. オッケードッケー。楽しんでね。
M: Carl. カール。
C: (Sigh) Roger, Golf Tango India. (ため息)ロジャー、ゴルフ・タンゴ・インディア。
M: Thank you. ありがとう。
C: You're welcome. Don't fly into anything I wouldn't fly into.  どうも。僕が行かないところに飛んでいかないでね。
D:Post take off checks, complete.  離陸後のチェック、完了。
M:Thank you, Douglas. Could you balance the fuel, please? ありがとう、ダグラス。燃料バランスを見てくれる?
D:(Silence)(無言)
M:Douglas. The fuel. ダグラス。燃料だよ。
D:Sorry, captain. Can't help you. すみません、キャプテン。それはできかねます。
M: (Sigh) Simon says, 'Could you balance the fuel?' (ため息)サイモンの言うとおり、「燃料バランスを見てくれるかい?」
Douglas:By all means. You know, you can give up anytime you like. It's been six trips. 了解。あのな、いつでもやめていいんだぞ。もう6フライトもやってるじゃないか。
Martion: No, I can get you. Besides I want another go, I could be better than last time. いや、負かしてやる。もう一回やりたいし。今度はうまくやれるよ。
Douglas: What!? Even better than, "Shall we play Simon says, Martin?" "Ok, I'll go first, Douglas." "Tell me when you're ready, Martin." "I'm ready, Douglas." "Ah." I don't know Martin, you've set the bar purnishingly high. なんだって、前回よりうまくやれるって?「サイモンの言うとおりゲームやるかい?」「いいよ、僕が先だ。」「準備が出来たら言ってくれ、マーティン。」「もういいよ、ダグラス。」「あー。」なんていうか、マーティン、君はハードルを上げすぎてるよ。

記事タイトルにもあるように、今回紹介するのは”Simon Says"、日本語にすると「サイモンの言うとおりゲーム」というところでしょうか。元々は子供向けのゲームです。ルールは簡単で、まずSimon役を決めます。Simon役が文の頭に"Simon says"と言って何かを指示したら、残りの子供たちは言われたことをしなくてはいけません。"Simon says"がついてない指示なのに、それをやってしまったら負けです。

つまり上のスクリプトでいくと、二人はこのゲームをやっている最中で、マーティンがSimon役。"Could you balance the fuel, please?"とマーティンが言っているのに、ダグラスが"Sorry, captain. Can't help you."と言って指示どおりやらないのは、マーティンが頭に"Simon says"をつけていないから。それに気づいてマーティンが言い直したところ、ダグラスは指示に従った。観客はここでダグラスが指示に従わなかった訳がわかり、どっと笑っているのだと思われます。

逆に、その後のダグラスのセリフにでてくるやりとりは、ダグラスがSimon役。ダグラスは”Simon says"をつけずに"Tell me when you're ready, Martin."と言っているのに、マーティンは "I'm ready, Douglas." と答えてしまい、負けてしまったという訳です。

この回は繰り返し”Simon says"ネタが出てきますので、注意して聞いてみてくださいね。それにしても仕事をこのゲームに絡めるこの二人って…(^^;
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