SSブログ

Sherlock Holmes and Doctor Watson. -TV Series- [Cabin Pressure (共演者)]

前回の投稿で、CPでミスター・バーリングを演ずるジェフリー・ホワイトヘッドさんについて紹介しましたが、出演作品の一つ"Sherlock Holmes and Doctor Watson"がいろいろと興味深かったので、覚え書きも兼ねて記事にします。【3/21追記】情報を追加しました。

さてこの作品、いろいろ調べたところ、製作はポーランドで、1979年~1980年に放送されています(全24話)。 (IMBD、書籍『シャーロック・ホームズ映像読本』より)IMDBにはイタリア、スウェーデン、西ドイツで放送されたと書いてありますが、それ以上のことがよくわかりません…[あせあせ(飛び散る汗)]英語Wikiにはタイトルしかないし。そこで、もう少しネットで検索したところ、以下の情報を見つけました。

@mizukawaseiwa (Yuko Kato)
https://twitter.com/mizukawaseiwa/status/292469144572526592

Yuko Katoさんは『Sherlock』のムック本『Sherlock: The Casebook』を翻訳されている方です。フォロワーさんとの会話で、この作品について触れています。出演者つながりがすごいですね。この中で「昔NHKテレビの英会話プログラムで題材にしていたイギリスのホームズドラマ」という書き込みがあったので、そちらでも調べたところ、別のサイトで以下の文章を見つけました。

http://grandiflorus.tumblr.com/post/26788947404/a-gentle-spirit

英会話でこのドラマを取り上げるなんて、NHKやるじゃないですか♪でもこれが放送されたのが1995年、本放送より約15年も遅い…。そして日本語の情報ではそれ以上のことがわからなかったので、さらに英語であたったところ、Britmovie.co.ukというサイトのBBSでようやく手がかりがつかめました。

http://www.britmovie.co.uk/forums/looking-video-dvd-tv/100661-sherlock-holmes-doctor-watson-1979-1980-a.html

ここの書き込みによると

・製作はポーランド
・ITVとの契約がまとまらず、イギリスでは放送されなかった
・アメリカ、オーストラリア、ヨーロッパ数カ国で放送された
・権利関係上ソフト化されていなかったが、2009年から2010年にかけてイタリアでのみDVDで発売された(ただし公式のものかどうかは今一つ不明)

また、イギリスで放送されなかったという情報はComicvineというサイトにもありました(ただし関連本『Annual』はイギリス国内で出版されたとのこと。本の表紙をサイトで見ることができます)。

http://www.comicvine.com/sherlock-holmes-doctor-watson-/37-318957/

キャストはイギリス人なのに、イギリスでは放送されず、でも遠い日本で(しかも15年たって)英会話のテキストとして使われていたという…なんとも面白い話です(^^)では能書きはこの辺にして、作品をYoutubeからご紹介。

Sherlock Holmes A Motive For Murder (1/2)

Sherlock Holmes A Motive For Murder (2/2)

前回の記事で紹介した動画の完全版です。番組としては30分枠ですね。短いし、英会話の教材になるだけあって、ゆっくりめでわかりやすい英語です。何より、ジェフリーさんがまばゆい(^^)見かけはノーブルで、どちらかというとおっとりしてる感じなのに、推理になるととたんに鋭さを見せる、そのギャップがよいです。グラナダ版とは違った魅力がありそう。全話Youtubeにあがっているようなので、少しづつ見ていこうと思います。(これを見ている時は、ミスター・バーリングのことは忘れることにしよう…)ただし、原作を基にしたのは『The Case of the Speckled Band 』だけのようです。原作派の方はご注意ください。
nice!(0)  コメント(4)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 4

まゆみ

詳細なリサーチ、ありがとうございます。
シャーロック・ホームズを軸にしてたどってゆくと、誰もがどこかでつながっているようなイギリス演劇界ですね。
それにしても、今もって私の中でつながらないのは、若き日のホワイトヘッドさんとミスター・バーリングですが。
by まゆみ (2013-03-24 06:56) 

riek

*まゆみさん

ある意味、シャーロック・ホームズがエンタメ界の宝でもある証拠ですよね。さらに調べたところ、ジェフリーさんはラジオドラマのコメディ版ホームズでモリアーティをやっていることがわかりました。テレビとラジオの違いはあれど、ホームズとモリアーティを両方やっているのはすごいと思いませんか?

しかも実は、先日BBC Radio4 Extraで第1話を再放送したのですが、あまりのシットコムぶりに私が持っていたホームズ・ワトソン・ハドソンさんのイメージがすべて崩壊しました(苦笑)(あ。でもレストラードはそうでもなかった。そうそう、このドラマでもレストラードって言ってます)ちなみにこの回にはモリアーティは登場せず。登場する回をチェックできたら、記事にしようか…とも思ったのですが、万人ウケはしなさそうなので、どうしようかしら。。。ちなみにタイトルはThe Newly Discovered Casebook of Sherlock Holmesです。まだiplayerで聞けます。

私は当分ジェフリー版ホームズとミスター・バーリングは別物で考えることにしました(^^; (ごめんなさい、ジェフリーさん…)

by riek (2013-03-24 22:54) 

tikitiki

こんにちは!バーリングさんの記事に続いて書き込ませていただきます。
Sherlock Holmes and Doctor Watsonについての詳細な記事もあったのですね!
実はTwitterにてKato Yukoさんにレストラードの件でメンション送ったhmというのは私です(^^)) まさか自分の情報につながるとおもってなかったので、びっくりしました。NHKの番組は、ホスト役の先生がホームズ好きなのが伝わる感じでとてもよかったです。
今日、とうとうS4の最終話まで聴いてしまって、終わってしまった〜!と、切ないような複雑な気持ちです。みんなの関係が続いていってくれたら素敵だけど、マーティンにはキャリアを選んで欲しいなあ!でもそんなに簡単なことじゃないよね…。でもマーティン、やっぱりこの機会を逃すのは惜しいよ!と、マーティンの保護者目線みたいな心境になってます(´∀`; )

by tikitiki (2013-10-27 23:52) 

riek

*tikitikiさん

そうなんです。この動画を発見した後、どうにも来歴が気になりまして…前回のコメント欄で書いておけばよかったですね。すみません。ところでメンションされてたのはtikitikiさんでしたか!いやーここも世界が狭い(笑)でもおかげで日本で放送されていたのがわかりました。ありがとうございます。番組、おなじ教材でまたやってほしいなぁ。

そしてS4全部お聴きになりましたか。気になってしょうがない終わり方ですよね。保護者目線な気持ち、とてもよくわかります。マーティンにはせっかくのチャンスをつかんで欲しいですが、MJNのその後を考えると切ないし。うむむ。ジョンせんせーはどんな解答をくれるのでしょうか。続編が待ち遠しいです!

by riek (2013-10-28 21:17) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。